稀勢の里 新横綱Vの快挙に高安号泣!

平成29年3月場所(大阪場所)は、
新横綱稀勢の里優勝で幕を閉じました。

横綱昇進後の優勝は、横綱貴乃花以来の快挙です。

稀勢の里の優勝が決まった瞬間、
日本中が歓喜に沸いたわけですが、
もう一人、号泣する男がいました。

弟弟子の関脇高安(27)です。

稀勢の里が所属する田子の浦部屋は、
旧鳴門部屋からの伝統で、
出稽古を禁じてきました。

本場所まで手の内を見せないと言うメリットはありますが、
稽古相手は限られてしまうという、
デメリットもあります。

稀勢の里の苦労を、同じ部屋の力士として、
見続けてきた男こそが高安だと言えると思います。

◆記事の目次
・稀勢の里奇跡の逆転優勝
・高安の号泣


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稀勢の里奇跡の逆転優勝



三代目若乃花以来、
19年ぶりの日本出身横綱の誕生と言う事で、
大阪場所は湧きに湧きました。

しかし、データから見ても横綱昇進後の成績と言うのは、
芳しくなくあの白鵬ですら、
11勝4敗と苦渋をなめています。

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歴代横綱昇進後の成績

横綱昇進後というのは、
昇進後の行事も立て込み多忙もあり、
なかなか稽古不足になりがちです。

土俵入りと言った所作も
取得しなければなりませんよね。

そのうえ、プレッシャーもあるので、
なかなか良い成績を残せないと言うわけです。

私も勝ち星は11番位だろうと思っていました。

しかし、そんな私の予想を大きく裏切り、
初日からの12連勝と勝ち星を、
積み重ねて言います。

正直立合いの腰高、
そしてスピードには大きく課題があり、
押し込まれる場面が多かったと言えます。


しかし、土俵際の粘り越しで、
着実に白星を積み重ねて着ました。

勝利の女神は初場所に引き続き、
稀瀬の里を後押ししたようです。

しかし13日目、手負いの横綱日馬富士に、
一気に寄り切られ、破れた上に肩を強打して
しましました。

元々、立合いに鋭さがないので、
日馬富士のような鋭い立合いの、
取り口を苦手としています。

琴奨菊と余り相性がよくないのも、
このためです。
今場所も危ない場面がありました。

負けた上に肩を強打すると言う、
踏んだり蹴ったりの稀勢の里。

皆が休場かと思う中、
なんと翌日強行出場します。

これには賛否両論ありましたが、
私はこの強行出場には反対でした。

強行出場→怪我の悪化

というパターンはとても多いためです。

貴乃花最後の膝を痛めながらの優勝が、
強行出場の代償を物語っていますが、
この手の話は他にもあります。

琴欧州、彼も膝の故障に苦しめられましたが、
負傷後の強行出場が原因でした。

照ノ富士に至っても同じでしょう。

怪我にも屈せず取り組みを行う事は、
素晴らしいのですが、
悪化させては意味がないのです。

しかし、責任感の強い稀勢の里は、
周囲の判断を押し切り、
土俵に上がる事を決めました。

稀勢の里逆転Vの快挙!高安の号泣



私は親方が稀勢の里の力士生命のためにも、
力ずくで止めるべき!

と思いましたが、元幕尻の隆の鶴には、
その力は無かったのでしょう。

得意の本人の意思に任せるで、
稀勢の里の出場が決まりました。

14日目の鶴竜戦には惨敗したものの、
千秋楽の照ノ富士戦は、本割、
そして決定戦と2連勝しました。
新横綱としての優勝、そして逆転優勝という、
快挙を成し遂げたわけです。

この瞬間、支度部屋にいた弟の高安は、
大号泣したわけです。

嗚咽が止まらず、
周囲の目も憚らず涙を流しました。

高安にとって、
稀勢の里は憧れの大先輩です。

そして、日々の稽古相手としても
接してきました。

ある意味とても近い場所で、
新横綱の事を見ていたわけです。

恐らく、肩の状態が悪いのも、
間近で見ていてよくわかっていたのだろうと思います。

負傷にもかかわらず、出場を決める、
その一部始終も見ていたのでしょう。

稀勢の里が決意の出場をし、
優勝を勝ち取った姿に、
心を打たれたのだと思います。

「報われてよかった」

の一言が全てではないかと思います。

ここ数場所は、
関脇として安定した成績を残しています。

5月場所は大関取りの場所です。

前に出る相撲にも磨きがかかっていますし、
この調子で行けば大関昇進も夢ではないですね。

そのときは、自身の大関昇進で、
号泣して欲しいものですね。


高安と言う素晴らしい稽古相手がいるからこそ、
優勝を勝ち取れたのだと思います。

稀勢の里関おめでとうございます!